ブルーベリーの目への効果・効能 | 視力回復・老眼にいい栄養素
目に良いとされる代表的な食べ物「ブルーベリー」。視力回復のほか、老眼や白内障等の眼病対策にも効果があることが知られていますが、これはどのような理由によるものでしょうか。
今回は、ブルーベリーの持つ栄養素と、目への効果・効能についてまとめます。
ブルーベリーの目への効果
ブルーベリーが目にいいとされる最大の理由は、ポリフェノールの一種である「アントシアニン」という栄養素が豊富に含まれているためです。アントシアニンには強い抗酸化作用があり、血流を促進して目の毛様体筋の緊張をほぐす効能があります。
そのため、眼精疲労による視力低下のほか、目の老化現象である老眼、加齢に伴って多くの人がかかる白内障の予防など、様々な目の症状に効果を発揮することが知られています。
目のアンチエイジング効果
ブルーベリーに含まれるアントシアニンは、目や脳の老化防止に重要な「ロドプシン」の働きを促進する効果があります。ロドプシンは目の網膜上にある物質で、見たものの情報を脳に伝える役割をしていますが、加齢や目の酷使によってその働きや量が低下していきます。
ロドプシンの働きが低下すると、ものが見えにくくなったり、視界がぼやける・かすむといった眼精疲労の症状が進んでいきます。そのため、ロドプシンの再合成を促すアントシアニンは、視力回復や老眼・眼病の防止に効果があるとされているのです。
ブルーベリーよりビルベリー?
アントシアニンが豊富な身近な食べ物としては、ブルーベリーが真っ先にあげられますが、近年では北欧野生種の「ビルベリー」が注目を集めています。アントシアニンの含有量が多い種類では、ブルーベリーの5倍もの量を含んでおり、ヨーロッパでは目の医薬品として用いられているものもあります。
日本では食品としてはあまり馴染みがないですが、最近ではサプリメント等に多く取り入れられるようになってきています。
ブルーベリーの摂取量・摂取方法
アントシアニンは継続して摂取をすることが大切です。一般に、目の健康効果を得るためには一日40mg以上の摂取量が必要とされています。
この量をブルーベリーだけで摂取しようとすると、約60g以上を食べる必要があり、継続するにはハードルが高くなります。目の疲れや視力低下、老眼の症状等を感じている人は、普段の食事に加えてビルベリーのサプリメントを取り入れるなどして、十分な量を摂取するよう心がけていきましょう。

まとめ
今回は、ブルーベリーの目への効果・効能についてご紹介しました。
強力な抗酸化作用を持つアントシアニンは、視力回復や、目の老化現象である老眼、白内障等の眼病対策としても効果的な栄養素です。特に、視力の低下を感じている人は継続的に摂取して、目の健康を保つよう心がけていきましょう。