目のストレッチで視力回復・老眼予防! 目の疲れを解消する方法
テレビやパソコン、スマホなどの普及によって、現代人は目に負担をかける機会が多くなっています。目の酷使が続くと、眼精疲労や視力の低下、老眼の進行など、様々な悪影響が現れます。目の疲れを感じる人は、普段からこまめに目のストレッチを行い、解消を心がけていきましょう。
今回は、眼精疲労を解消する目のストレッチ方法ついてご紹介します。
目のストレッチで疲れ目解消!
読書やパソコン作業などで近い位置を長時間見ていると、目の筋肉が緊張しっぱなしになり、血流障害や神経障害を起こします。すると、目のかすみ・ぼやけ、眼痛などのほか、頭痛や肩こりといった目以外の場所にも様々な症状が現れ、生活の質を大きく下げてしまいます。
こうした眼精疲労の症状を予防するためには、「目のストレッチ」が効果的です。凝り固まった筋肉をほぐし、血流を促進することで目に十分な酸素と栄養素が供給されるようになり、目の疲れの解消に効果を発揮します。
目のストレッチには様々な方法がありますが、一種類だけを行うのではなく複数を取り入れるようにしましょう。そうすることで目の筋肉を総合的に使い、より効果的に目の疲れを解消することができます。
眼球グルグル運動
まずは、眼球をグルグルと大きく回す運動です。毛様体筋や外眼筋の緊張をほぐし、血行を改善する効果があります。
- 顔を動かさないようにして、眼球を時計回りに大きくゆっくりと5回転させます。
- 同様に、反時計回りにも5回転させます。
手軽にできるストレッチなので、目の疲れを感じた時など、一日に数回行うようにしましょう。
指追い運動
今度は、目のピント調節機能を整えるストレッチです。自分の指の動きを目で追うことで、両目でバランス良くものを見る力を鍛える効果もあります。
- 顔の正面から10㎝ほどの位置に人差し指を立て、指先を凝視します。
- 指先を見つめたまま、少しずつ指を顔から離していきます。
- 腕が伸びきったら、指先を見つめたまま、ゆっくりと指を元の位置に戻していきます。
- 上記1~3を5セット繰り返します。
慣れてきたら、指を顔の前で左右に動かし、眼球で追いかける運動を行うのも効果的です。
眼球ストレッチ
上述した2つのストレッチと似た方法として、下記のような方法もあります。
眼球の対角線移動
- 顔を動かさず、眼球を大きく左右方向に交互に動かします。
- 眼球を上下に交互に動かします。
- 眼球を左上、右下へと交互に動かします。
- 同様に右上、左下へと交互に動かします。
目のピント合わせ運動
- 両手の人差し指を立て、片方は顔の正面10センチの位置に、もう片方は顔の正面で腕を伸ばした位置に置きます。
- 両手の人差し指を交互に見ます。
- 上記1、2を5~10セット繰り返します。
目の開閉ストレッチ
目をギュッと閉じ、大きく開く動作を繰りかす手軽なストレッチ方法です。毛様体筋の血流アップのほか、目の周囲の筋肉を鍛える効果もあり、視力回復や老眼予防に役立ちます。
- まぶたをギュッと閉じます。
- パッと目を見開き、上方向を見つめます。
- 上記1、2を下方向、右方向、左方向にも同様に行います。
全身ストレッチも
血液は全身を巡っていますので、体全体の血行を良くすることは、目の老化の予防・改善にもつながります。特に、椅子に座って長時間作業をしているような場合には、血流が滞りがちですので、目だけでなく全身のストレッチもこまめに取り入れていくようにしましょう。
眼精疲労による姿勢の悪化、首や肩のコリの解消にも効果的です。
まとめ
今回は、目の疲れを解消する「目のストレッチ」の方法についてご紹介しました。
目の筋肉をほぐし、血流を促進するストレッチは、視力回復や老眼の予防・改善にも効果的です。普段から目に負担を感じている人は、こまめに休憩をとるとともに、これらの目のストレッチを取り入れるようにしていくと良いでしょう。