老眼で仕事にも悪影響が… プログラマーは目の酷使による影響が深刻

老眼で仕事にも悪影響が… プログラマーは目の酷使による影響が深刻

老眼で仕事にも悪影響が… プログラマーは目の酷使による影響が深刻

A.Hさん(男性)、54歳、プログラマー

プログラマーの仕事は目を酷使する

プログラマーとして社会人になった頃、視力は左が1.5で右が0.3。日常生活では特に眼鏡をかけなくても過ごせるレベルだったのですが、プログラマーとして様々なプログラムを開発するために紙の資料を熟読したり、ディスプレイ上でプログラムなどを作っていくためには、やはり眼鏡をかける必要がありました。

しかも朝から夜遅くまで、起きている間はずっと眼鏡をかけて、そういった細かな文字を見つめ続ける作業をし続けました。おかげで1年後に視力はガタ落ち。左が0.5、右が0.1を切ってしまうという状態になり、もう日常生活でも眼鏡が手放せなくなってしまいました。

これは私に限った話ではなく、もともと私よりも目が良かった同僚にも同じようなことが起こりました。本当は、きちんとした姿勢で仕事をし、定期的に目薬を差すなどの休憩を取る必要があったのですが、若かった私たちはそれを怠ったのです。

そして低下した視力は、プログラマーという仕事を続けている以上、悪化することはあっても良くなることはありませんでした。

徐々に老眼の症状も…

そうやって長い年月をプログラマーとして過ごすと、昔のような視力がいい状態に回復することは、もはや諦めなければなりません。ひたすら現状を維持することに力を注ぐことになるのですが、年齢が40歳を過ぎてくると徐々に近くのものが見えづらくなってきます。

そして、ディスプレイに対する距離と手元にある紙の資料に対する距離とで、文字の見え方に違いが出てきたことに、ある日突然気付くのです。老眼の症状です。

経験上、発症の当初はさほど気になりません。「何だか文字にピントが合わないなぁ」とか、「このディスプレイは解像度が悪いなぁ」等々、原因を他に転嫁してしまうような考えがまず頭によぎります。ほとんどの場合、老眼になったと意識することはありません。

もしそう思えても「老眼かなぁ」などと笑い話にしてしまって、問題を放置してしまうのです。ですが、すぐに対策が必要だと考えざるを得なくなります。それは仕事でプログラムを作るという過程で、その弊害が顕著に表れるからです。

プログラマーが老眼になると、こんなにキツくて辛い

老眼になってしまうと、プログラマーとしてのパフォーマンスが極端に落ちます。使っているパソコンのディスプレイが大画面のものであれば少しは救われますが、ノートパソコンのようなあまり大きくないディスプレイだと非常にキツイです。

適度な距離感を保ちながらディスプレイの文字を見るのはいいとして、その後に手元の資料を見ようとすると、もうピントがずれていますから顔を近づけて文字を凝視しなければなりません。近眼の眼鏡などをかけている場合は、それを外す必要があります。

目を細めて資料を判読した後、またディスプレイに目を向けるわけですが、やはりピントがすぐに合いません。遠近両用メガネを使うという手はありますが、経験上、プログラマーという仕事をする上ではこれはなかなか使いづらいものです。

老眼と目の酷使でプログラマーの仕事にも悪影響

このようにディスプレイや手元の資料を交互に、ピントが合うように顔を近づけ、目を細め、眉間にシワを寄せて凝視する、ということを一日中繰り返さねばなりません。そして毎度毎度、眼精疲労、偏頭痛、肩こりといった症状に悩まされることになるわけです。

さらに、私が仕事で最も困っていることの一つは、「老眼ではない同僚とのディスカッション」です。例えば、同僚がディスプレイを使って何かを説明をする場合、老眼ではない同僚は何不自由なくディスプレイ上に映る細かい文字をマウスで指しながら説明していきます。

しかし、それを肩越しに見ている私のような老眼プログラマーは、その動きを目で追うことが全くできません。そのため、老眼ではない同僚が話していることをなかなか理解できないのです。都度「待ってくれ」などと言っては、例によってディスプレイに顔を近づけ、目を細め、眉間にシワを寄せて凝視するということを繰り返さねばなりません。

そのせいで同僚の話の腰を折ってしまい、自分だけでなく周囲のパフォーマンスさえも落としてしまうことになります。こうなると、肉体的な疲労の上に精神的な疲労も加わりますので、非常に辛い思いをしてします。

これ以上老眼を悪化させないために

一度老眼になると、それを回復するのは難しいことです。老眼レーシック手術などの治療を受ける方法もありますが、なかなか踏み込む勇気が持てません。そうなると、老眼の症状とどうやって上手く付き合っていくかを考えなければならないでしょう。

前述したように、老眼になったプログラマーは仕事のパフォーマンスが間違いなく落ちていきます。そして、両目からどれだけの情報が頭に入っていたかを痛感します。場合によっては、プログラマーとしての仕事を辞めざるを得なくなることもあるでしょう。

そんな最悪のケースに陥らないため、私は以下のことを気をつけるようにしています。

  • 3か月に一回、眼科で検査を受ける(老眼の進行抑制やそれ以外の目の病気の早期発見のためです。)
  • 定期的に目を休ませ、目薬を差す
  • ブルーベリー系のサプリメントを飲む
  • 仕事のやり方の再考。(自分が直接プログラムを触ったりするのではなく、部下に指示を出すポジションをとるようにしています。)

老眼になると、仕事上さまざまな悪影響が出てくることを痛感しています。これ以上症状を悪化させないためにも、こうした目疲れ対策を継続していくつもりです。