老眼の症状チェック | 近くが見えない・目がぼやける時の検査方法
加齢に伴い、「近くが見えない」「目がぼやける」などの症状が現れてきた場合には、老眼が始まっているかもしれません。老眼の正確な検査を行うには眼科を受診する必要がありますが、自分でできる簡便的なチェック方法もあります。
今回は、老眼の症状チェック方法についてご紹介します。
老眼の症状チェック
まず、下記の項目に当てはまるものがいくつあるかをチェックしてみて下さい。
☑ 目が渇きやすい
☑ 本など読む時、距離を離した方が見やすいと感じる
☑ 小さい文字が読みづらくなった
☑ ものを見る時に目を細める
☑ ものを見る時にピントが合わない
☑ 視力の低下が進んでいる
☑ 目の奥が痛むことがある
☑ 頭痛や首・肩こりがある
☑ 光をまぶしく感じることがある
☑ 夕方など薄暗くなるとものが見えにくい
☑ 足元が見えにくく、つまづくことが増えた
上記の項目に2つ以上当てはまる場合には、老眼が進んでいると考えた方が良いでしょう。
老眼は「近くが見えない」「目がぼやける」というのが典型的な症状ですが、目が疲れやすくなったり、眼精疲労による頭痛や肩こり等も多くの人にみられます。
指を使った簡易チェック
指を使った簡易チェックの方法もあります。
(1) 指の指紋側を自分に向けて人差し指を立て、両目の間にタッチします。
(2) その指を少しずつ目から遠ざけていきます。
(3) 最初はぼやけていた指紋が、ハッキリと見えるようになった位置で指を止めて下さい。
この、指紋がハッキリと見えるようになった位置(ピントの合った位置)を「近点」といいます。近点は10~20代では10㎝前後ですが、加齢に伴い長くなることが多く、30㎝を超える場合には老眼が始まっている状態といわれます。
眼科での検査方法
目に明らかな異常を感じる場合には、簡便的なセルフチェックだけでなく、眼科での検査を受けることが大切です。「近くが見えない」「目がぼやける」「光がまぶしく感じる」といった症状は老眼に多くみられるものですが、その他の病気が原因となっている場合もあります。
例えば、白内障による目のかすみは、老眼によるぼやけとよく似ており、見逃してしまいがちです。また、緑内障や加齢性黄斑変性なども加齢とともに増加する眼病であり、定期的な検査が推奨されます。
眼科での検査方法としては、近視視力検査の他、視野検査、眼圧検査などが行われるのが一般的で、眼病の早期発見に役立ちます。
まとめ
今回は、「老眼の症状のチェック方法」についてご紹介しました。
目の老化現象である老眼は、加齢とともに誰にでも起こり得るものです。「近くが見えない」「目がぼやける」など、「老眼かな?」と感じる場合には、今回紹介したチェック表で確認してみて下さい。
また、老眼以外の眼病のリスクに備え、早めに眼科での検査も受けるようにしましょう。